創意を生むには、時には効率を犠牲にしなくてはなりません

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思い通りに業務が進まないのがビジネスの常です

効率に潜む危険性

効率よく仕事をこなす人を求める背景は、何でしょうか?
やはり企業として長時間労働や人件費を抑えたいという思惑があるからです。勿論、時間通り働いて与えられた成果をだして、プライベートの時間を大切にしたいという労働者側の気持ちもあります。
残業代も業務に柔軟に対応するためや、2名体制で業務を中断させるより1名で業務を完了させた方が合理的という考えから、必要な人件費として計算されている企業はまだ救いがあります。
働き方改革で問題になっているのは、残業代に現れない労働時間といえます。営業手当や名ばかり管理職の問題は、彼らの手当が本来の労働対価に比べて著しく低いことにあります。
在宅ワークの推進や、労働のフリキシブル化、業務委託・一人親方などは、効率とは相反する本質的な重い労働負荷という問題を曇らせてしまいかねなねません。

効率を求められる業種の将来性

効率よく仕事をこなすよう推奨されている業務は、10年後に同じ業務が継続されているでしょうか?
かつて劇的に業務改善が行われた業務として経理や仕入買掛業務が上げられます。
経理を例にすれば、コンピューターがオフィスに普及していなかった頃、仕訳は3枚複写で手書き、貸方と借方の勘定科目毎に、机一杯に広げながら分類し、元帳に手書きで転記し、その先のB/SもP/Lも手書きで転記・作成していました。
今ではコンピューターに仕訳伝票を正しく入力しておけば、元帳から決算まで全ての経理帳票はコンビューターが作成してくれます。かつての経理部門のスタッフはコンピューター経理の導入と共に1/2から1/3まで削減され、経理部門には業務の中核のスタッフのみが残りました。
真逆な結論ですが、効率を推奨される業務は合理化のターゲットとされがちになります。


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